新型うつ病の情報を確認【早期発見するための取り組み】

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病院で正しい診断を受ける

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周囲に理解されにくい

会社や学校などのストレスが原因で発症するうつ病ですが、最近では「新型うつ病」と呼ばれる新しい型の病気が発見されています。本来、うつ病に罹る患者は、几帳面で八方美人な性格で、正義感が強く、社会的地位がある役職に就いている中年男性に多いと言われてきました。正義感が強いため、多くの問題を一度に抱え込んでパンク状態になったり、忙しさに追われて精神状態が保てなかったりして発症するという見解でした。そのような患者は、朝からとても憂鬱な気分が続き、何事に対してもやる気が起こずボーっとしているなど、周囲から見ても通常の状態でないことがわかります。常に倦怠感があるために仕事がままならず、周囲から心療内科や精神科へ行くことを勧められて病気が発覚することが多いようです。これに対し新型うつ病の患者は、周囲から見て「いい人タイプ」の人が多く、協調性があり、普通に日常生活に溶け込めそうな人が多いことが特徴です。また、以前と異なり、20代など若い女性が発病しやすいことも特徴で、これまでうつ病と関係ないと思われてきた性格の人たちが対象となっています。症状にも大きな違いがあり、イライラしたり過食になったと思えば、急にやる気がなくなって落ち込んだりと、気分の浮き沈みがあることが特徴です。一番の問題は、「好きな事をしているときは気分が良いが、嫌な事をしているときは気分が落ち込みやる気がなくなる」という点です。一見、ただのわがままでやる気がない人と見られがちで、周囲から「社会では使えない人」という冷たいレッテルを張られてしまいます。しかし、実際には、やる気を起こすスイッチがうまく働いていなかったり、幸せを感じる脳内物質が少なかったりすることが原因で症状を起こすことがわかってきました。そのため、患者によっては抗うつ薬での治療が効果的な場合があり、症状を和らげる可能性があることもわかってきました。新型うつ病は、周囲の人から理解が得られないことが多くあり、また、自分自身も病気であることに気付かず過ごしてしまうケースが多くあります。しかし、新型うつ病などのうつ病を放っておくと、症状がさらに悪化し、日常生活が送れないほどの体になってしまうことも考えられます。病気が進行してしまう前に、心療内科や精神科で診断を受け、症状を改善するために適切な治療を受けることが大切です。また、周囲の人のサポートも大切になってきますので、病気であることを明かし、理解を得ることも大事と言えます。