新型うつ病の情報を確認【早期発見するための取り組み】

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新しいうつ病が増えている

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医療機関で治療する

ストレス社会と呼ばれるようになった日本において、今や、うつ病は誰もが罹る身近な病気となってきました。うつ病は「こころの病気」とも呼ばれ、倦怠感に襲われたり、何となくやる気が起こらなかったりと、周りから見ると、ただの怠け病と見られることがあります。しかし、近年の研究では、うつ病と脳機能の関連性や脳内物質の影響が解明されてきており、うつ病の原因解明や薬での治療が進んできています。うつ病患者には正しい知識を持って、適切な対応を心がけることが大切であり、また、自分に病気の兆候があった場合も、医療機関で適切な治療を受けることが大切です。うつ病の主な症状として、「やる気が起こらないなどの倦怠感」や「不安から来る焦り」などの、精神状態の不安定さが顕著に表れます。また、睡眠障害などの体調不良や、「文を読んでも内容が理解できない」など、勉強や仕事に影響が出る、からだの症状が表れることもあります。このような症状が表れると、日常生活を円滑に行うことができなくなり、学校への登校拒否や就業が難しくなるなどが考えられます。誰もが罹る可能性があるうつ病ですが、これまでは、特に、社会的地位がある中年の男性が罹りやすいと言われてきました。しかし、近年では、うつの症状が20代の若い女性に多く見られるようになり、この病気をこれまでとは区別して「新型うつ病」と呼ぶようになってきました。新型うつ病は、一見、これまでと同じようなタイプに見られがちですが、詳しく診断すると症状が出る時間帯など、多くの違いが見られます。例えば、これまでのうつ病は「午前中に、集中力がなくなり、食欲不振など気分が落ち込んだ状態が続く」症状が多く見られました。それに対して、新型うつ病では「午後から夕方にかけて、集中力が散漫し、過食になったり、気分の浮き沈みが激しくなったりする」などの症状が表れます。最近、患者が増えつつある新型うつ病ですが、セロトニンやアドレナリンなどの脳内物質が大きく影響していることが明らかになってきました。そのため、脳内物質の分泌をコントロールし、脳の機能を正常に保つために、抗うつ薬などの薬で治療を行う病院が増えてきています。また、新型うつ病の特徴として、自ら病院に診断書をもらいに行き、会社や学校を休みたがるという症状も報告されています。どのうつ病の場合でも、何らかのストレスが原因となっている場合が多いため、そのストレスを取り除くために会社や学校を休むことは必要なことです。新型うつ病は、気分の浮き沈みがあるため、周囲の理解が得られにくく、自分自身も単純なこころの問題と簡単に片づけがちです。しかし、心療内科や精神科で正しい診断をしてもらい、薬などの適切な治療を受け、周囲へ理解してもらうことが大切です。